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2012年2月 初めてのマレーシア訪問


20122月のマレーシアへの旅

     2月16日

今回初めて格安航空会社(LCC)の飛行機(Air Asia)を使った。これについて参考までに述べてみよう。

特徴を箇条書きにつると

1.安い

2.リーズナブル

3.飛行機は最新式でした。

どのようになっているかと言うと、まず航空券の購入は全てインターネットです。

バンコクからペナンまで7000円弱でした。当初は寝台列車にてバンコクからペナンまで来るつもりでしたが、列車では24時間かかるのに飛行機ならば1時間ちょっとであります。ゆえに飛行機にしました。この購入時に、席の予約、機内食の有無、飛行場からのアクセス方法の全てをINPUTします。そしてそれぞれに課金されます。席などは予約しなくても乗れますが、通路側でもないし窓側でもない席にされてします。これでも格安は格安です。そして事前にインターネットによるWeb Check in をしておきますと、ボーデイング パスが印刷できます。そのものを飛行場に持っていけば飛行機に直接乗れます。とても便利ですので、これからも活用するつもりです。

Web Check in をしていないと、通常のように航空会社の窓口に行き、ボーディング パスに切り替えてもらってから乗ることになります。いい忘れましたが荷物も5,10,15,20Kgと重さによって支払う金額も異なります。

今回、利用して気に入りました。席も、私は足が短いせいか苦になりません。飛行機も中古のものかと思いきや、最新の航空機でした。だから燃費の効率も良いのでしょう。機内食も事前に申し込んだ人だけだから、合理的な運営に見えました。

 

午後の2時過ぎにタイのスワンナブーム国際空港を飛び立ったLCCは順調に飛行し、ペナンに予定通りに到着いたしました。午後5時ごろでした。ホテルまでTAXIにしようかバスにしようか迷いましたがTAXIは行列が出来ていて、待ち時間が多そうでしたのでバスにしました。

ジョージタウンまでいくらと聞くとツー、セブンと言うので27と思って差し出すと、ツー、セブンティーといいます。セブンティー?270か?高いなと思って差し出すと運転手は、ノーと言って、2ポイント70ですと言いなおしました。なんと私は最初は10人分、2度目は100人分を支払おうとしたのであります。マレーシアを訪れたのは初めてなのでリンギットの感覚がつかめません。大体1リンギットが25円くらいです。運転手に3リンギット支払って席に着きました。バスはおつりをくれませんので細かいお金を持って乗り込まないと大きなお金を支払う羽目になります。

ホテルはこのペナンでは有名なBayview Hotel Georgetownであります。

見晴らしもすばらしく4つ星のこのホテルは最高であります。しかし電源が三叉のコンセントでタイとは異なります。しまった、これではパソコンの充電も携帯電話の充電も出来ません。やむを得ず、当面のバッテリー電源で、日本にメールをして、最低限のインターネットをして休みました。

明日はアダプターを買い込まないと困っちゃう。

 

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今日はまず、アダプターを買いに行かなくちゃと思い、朝風呂に入った。ゆっくりと、のんびりと入って出たとたん、目に飛び込んできたのは、平行のコンセントであった。110Vと書いてある。なるほど、部屋の中にはなかったがドライヤー用に110vの平行コンセントがあったのだ。早速、パソコンをバスルームに入れてメールやらインターネットやら必要な作業をして、午前10時ころホテルを出た。それでもこれからクアラルンプールへ行くので、そのホテルに110vコンセントがあるとは限らない。そこでコムタ(ここがペナンのバスセンタであるとともに中心地)へ出かけて、コンピュータ屋を探してアダプターを買い込んだ。10MR(250円)でした。

この右に写っている高い建物がコムタです。ペナン市内のほとんど全ての場所から見えますので、方向感覚を養うのには便利でした。この写真は私のホテルの部屋から撮影したものです。

その後バスに乗り、リゾートビーチに向かった。101のバスに乗れと教えられたが、降りる場所が分からない、乗客に聞いたり、最後は運転手に聞いて、降りる場所を見つけて、目的のビーチリゾートに到着した。一人旅行の良いところであります。ここで20MR(500円)を支払って、プライベートビーチとプールサイドに寝そべって昼寝した。気持ちよく、まさにペナンと言うとこのようなプライベートビーチへ来ているのであります。

  

このガーデンに寝そべって、リゾート気分満点を味わいました。目を海岸に転じれば、多くの観光客がパラグライダーなどのマリンスポーツを楽しんでいました。これがペナンの良さなのかもしれません。日向は2月と言うのにかなり暑いし汗も出ますが、日陰に入るとまさに別世界、さわやかな風が過ごしやすさを運んできてくれます。

西洋人の夫婦連れが多く、日本人は見かけなかった。とてもよいリゾートであった。

私など、まるでこじきみたいな格好でしたのでセキュリティーに呼び止められましたが、問題なく滞在が出来ました。お金があるような格好はしないほうが良いですね。

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ホテルは11階の港が見える良い部屋が確保できました。近くはセントポール教会とかコーンウォリス要塞周辺が目の下にみえますし、対岸の街パトワースも良く見えます。ペナン島と本土を結ぶ橋もきれいに見えますので、ホテルとしてのロケーションは最高ですね。市内見物はトライショーと呼ばれる自転車タクシーを使いました。1時間で30リンギットでしたが、快適でした。NHKのニュースでは日本は大雪、凍結、なだれなど寒さを強調したニュースが流れていますが、こちらは快適であります。朝食は街の屋台で済ませ、夕食はホテル近くにあるRED GARDEN(紅園)という国際料理が揃っているレストランで済ませています。ここはマレーシア料理はもとよりインド、タイ、日本、中国などの各国料理が安く食べることが出来ます。一人旅なので、この食事が不便であります。1皿か2皿しか注文が出来ないからであります。でもおいしいですよ。

 

世界遺産の1時間散歩コース

ベイビューホテル出発→ペナン博物館→セントジョージ教会→コーンウオリス要塞→ペナン市役所→オリエンタルホテル

このコースを朝起きて朝食前に散歩いたしました。マレーシアは現在は冬時間かもしれませんが、8時ころ空が白々してきました。明るくなるのが遅いですね。

ホテルを出てゆっくりと歩き始めました。朝はまだ人の動きがありません。セントジョージ教会と市役所は夜遅くまでライトアップされています。また市役所前の広場では真夜中の12時でも子供たちを含めて多くの市民が遊んでいました。実は昨夜トライショーと呼ばれる三輪車でこのあたりを周遊いたしました。朝は市民がジョギングしていました。この建物郡がペナンをして世界遺産に持ち上げたものと思われます。17世紀の西洋と東洋の建築が融合して大変すばらしいものであります。街を歩くと至る所に中国語が表記されています。ここは中国人が開拓したみたいであります。従って、読めば意味は理解できます。

教会も均整の取れたきれいな建物で、これほど美しい教会は珍しいのではないでしょうか?

   

左側が教会です。均整の取れた姿はとてもきれいでした。右側は市役所庁舎です。ここはかつてイギリス東インド会社が拠点を置いた1903年完成の建物です。110年以上経つのですね。窓枠とか屋根の形状など細部の装飾も見事であります。この建物が世界遺産の代表格かもしれません。

ペナン市役所(市庁舎)はイギリス東インド会社が拠点を置いた時代の建物で、窓枠とか屋根に特徴が見られます。ペナンを代表する建物だそうです。とても均整の取れた建物でした。コーンウオリス要塞はフィリピンのセブにあった要塞に良く似ていました。17世紀にはこのような要塞が必要であったのでしょうね。

フランシス・ライトが3隻の帆船で上陸した時点に設けられた稜角の要塞です。まさにペナンの歴史の原点の場所であります。

お奨めはオリエンタルホテルです。1886年に創設されましたが、今でも新鮮です。実は軍の高官が出入りしていましたので私は入れませんでしたが、駐車場にはベンツをはじめ高級車ばかりでした。バンコクのオリエンタルホテルも世界一の称号をもらっていますが、このペナンのオリエンタルもアジア屈指の名門ホテルだそうであります。一度は訪れてみたいホテルであります。

明日はクアラルンプールへ移動であります。飛行機で行くか、バスにするか、それとも列車でいくか?迷いました。一人旅の良い点であり、欠点の行き当たりばったりの得意の旅であります。

当初はタイから列車で来るつもりでしたので、当然のように列車で行くつもりで計画しました。しかしこの国は移動手段の主流はバスであります。

そこで調べてみるとペナン島からバスで行くとなると、バスターミナルが飛行場の近くにあるものを使うか、またはコムタからも出るはずであります。しかし対岸のパタワースからも出ているはずであります。そこでフェリーに乗ってパタワースまで行って見ました。

ホテルから10RMでフェリー乗り場までいけます。

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左はフェリー乗り場、右はパトワースのバスターミナルです。

ここでフェリーの乗り方を書き込みます。

ペナンからパタワースまではお金を支払わないでそのまま乗ります。パタワースからペナンまでは1.20RM(30円くらい)です。全てコインで自動機械に入れますので、札しか持っていない人は窓口でコインに変えてもらってから桟橋の自動機械にコインを入れて入ります。桟橋に乗る前のトイレは有料で0.30RMですが、船内にあるトイレは無料なので、フェリーに乗るとトイレは混雑しています。

フェリーに乗ります。フェリー乗り場に着けば、人の流れに沿って付いていけば良いのです。きれいなペナン島を見ながら15分の船旅でした。パトワースに到着すると桟橋を歩くと左に曲がるとバスステーション、右に行くと列車です。

私はまずバスターミナルで“クアラルンプールまで行きたい”と職員らしい人に声をかけてみました。そうすると窓口に案内されます。時刻と価格を言われますので、そこでお金を支払えば契約の成立であります。しかしどうも様子が違います。多くのバス会社が混同して客引きをしているのが分かりました。どの会社が最も信頼があるのか事前に調べておけばよかったですが、当面夜中の1215分発のVIPバスを予約しました。明日の夜中に出発であります。

31RM(760円くらい)を支払ってチケットを手にしました。安いですね。

このバスターミナルには大きな食堂街がありました。試にナシ・・・・・というマレーシア料理を注文してみました。まずまずの味でした。

その後、歩いて列車の駅に行って驚きました。閑散としていて寂しい限りです。待合室までは500mくらい歩くのですが、途中ブリッジをあがったり降りたりしますので大きな荷物を持っての移動は難しいですね。それに一日に数本しかない列車はメジャーではありません。マレー人の利用はほとんどなく、わずかに欧米人のみが待合室に数名いました。駅舎も静岡で言えば用宗の駅よりもお粗末で、まずビックリであります。一日の乗降者が少ないのですから当然ですが駅舎もその駅前の商店街もまさにほとんどない状態ですので列車の移動は選択しないほうが良いと思いました。もちろん食堂街などはありません。わずかに金銭の両替所がありました。タイから到着する列車はここで長時間停車いたしますので大きな駅を想定していましたが、本当にびっくりするくらいしょぼい駅でありました。列車ではクアルンプールまで7時間かかります。バスでは4時間半でVIPバスは到着です。

これからはバスまたは飛行機の時代ですね。

予約のバスのチケットを持ち帰った私は明日は一日リゾートのホテルに移動して夜中にクアルンプールに移動するつもりですが、計画通りに行くかどうか?明日分かります。

 

 

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朝も早めに起きて、チェックアウトをして、荷物のほとんどをホテルに預けて、リゾートホテルまでバスにて移動しました。運賃は1.4RM(30円くらい)ですが、それでも小一時間くらい乗りました。一昨日ここには来ていますので、今度は要領を得ています。40RM(500円)を支払って、プライベートビーチの一等地に陣取って、ホテル専用のタオルを掛けて昼寝であります。

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近くでは、パラグライダーとか水上スクータなどをレンタルしてくれていました。私はタイでの疲れをここで一度に癒し、のんびりと一日を過ごしました。

そして、夕方になり、ビーチからジョージタウンに戻ってきました。この戻る時に、後ろの席から、日本語が聞こえてきました。お二人の御婦人が買い物の為にジョウジタウンまで出かけるみたいでした。一人はイスラムの婦人の服装でした。ぱっと見ると現地人と変わりません。こちらにロングステイしているみたいでした。聞くともなく入ってくる日本語の会話は、お嫁に来て、農作業で苦労したこと、姑との確執、ここに来ても決して楽ではない生活、人間関係等々でした。日本では暮らせなくなって、物価の安いマレーシアに来たと言う感じでしたが、なぜかさびしそうでした。窓の外ににぎわうレストランを見て、たまにはここに来て食べたいわよね、と言っていました。たいして高そうでもないレストランでしたが・・・・・・。分譲マンションの広告を見て、こんなマンションを買ってすみたいわ、と話していました。売値は790、000RMくらい、日本円で2000万円くらいかな?

一抹の寂しさを感じながら、私はバスを降りて、毎晩通っている紅園に立ち寄って、野菜炒めを注文してからホテルに戻りました。預けておいた荷物を持って、フェリー乗り場までTAXIで駆けつけ、パタワースまで行きました。フェリーの中で明らかに日本人と思われ夫婦がいました。盛んに現地の人と会話しています。大きな旅行かばんを持って、パタワースの桟橋の階段を上るのは大変ですね。バスターミナル側だけに下りのエスカレータがあります。列車側にはなにもありません。列車に乗る人は少ないのです。

さて、予約したバスは予定時間の20分遅れで入線してきました。事前に乗る車のナンバーを教えてもらう事が重要だと言うことをインターネットで知っていました。そこで窓口でナンバーを聞いていましたので、なんなく乗れました。実はクアルンプール行きのバスは各社ともほぼ同じような時間で続々と入ってきますので、どれか分からないのです。教えられたプラットホームは1番か2番と言われましたが、実際に入ってきたのは28番でした。車体のナンバープレートを教えられなかったら乗れませんでした。

横に3列しかない席は横幅も十分ですし、リクライニングはほぼ水平近くになりますので、寝ることは可能です。むしろ降りるところが分からないのです。このバスはクアランプールが終点ではないのです。午前1時に出発したバスは、途中、多くの場所に立ち寄りますが、ほとんどお客は降りませんでした。でも午前5時、つまり4時間をすぎた時に、かなり大きな駅らしいところに着きました。TAXIがかなり留まっていますし、近くにもビル郡が見えます。隣の客に、ここはクアラルンプールか?と聞くと、そうだ。との答えでした。あわてて身支度して、念のため運転手に同じ質問をすると、ノーと答えが返ってきました。どっちなのかよ?とにかく運転手の答えを優先して、また席に戻って、乗り続けました。それから15分位して、今度はかなりにぎやかな所に留まりました。多くの乗客が降りるようです。たぶんここだなと腹を決めてバスを降りました。まだ薄暗い早朝のクアラルンプールのバスセンターでした。

早めにホテルに入りたかったのでTAXIを拾って予約してあるホテルに到着したのは午前6時少し前でした。

 

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早朝にホテルに到着した私は、まだお客が誰もいないことを幸いに、サッカーの試合会場はどこにあるのか?またそこまでの行き方を従業員に教えてもらいました。従業員は暇なので、結構、丁寧に教えてくれました。助かった。日本にいるときにインターネットで探したが、競技場は出てきたのですが、そこまでの行き方がどうしても情報を得られなかったからであります。ホテル近くの列車の駅(Hang Tuah)から、南に8個行った先のBukit lalilで降りると歩いて3分だそうです。ここから20km南に行った郊外の緑の公園の中みたいでした。

朝は霧雨が降っていましたが、11時ころに上がりました。この季節は雨季なのだそうです。

 

午後からスタジアムへ行ってみました。以外に早く着きました。ダウンタウンから20分くらいでした。列車で行くのが便利でした。スタジアムは静岡のエコパにそっくりで、ここで明後日に日本がマレーシアと戦うのであります。周囲を歩きながら数人にチケットが手に入らないかと問い合わせましたが無理でした。腹が減ったのでこのスタジアムのまん前の食堂でマッレーシア料理を食べながら、当日券は売るのか?聞いてみると、朝の10時から売るとの返事でした。帰りに駅の近くのサッカーショップに立ち寄ってみた。駄目もとで、明後日のチケットは無いかと聞いたら無いとの返事でしたが、明日の朝、10時からここで売るとの回答でした。スタジアムの売り場で前日の売出しがあるとの事でした。眉唾の情報ですが、明日出かけてみようかなと思っています。

 

こんな事があるのかな?とにかく瓢箪から駒が出るかどうか?

 

 

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やはり眉唾でした。スタジアムに行ってきましたが、何もなかったです。嵐の前の静けさみたいで閑散としていました。昨日出会った人に会ったので、昨日の話しはウソだったのか?と言ったら、ソーリー、ベリーソリーの連発でした。
こんなうまい話はあるはずがないので怒る気もしませんでした。
今日は思い切りクアラルンプールの市内観光です。
天気もいいし、楽しみです。

市内は至る所,漢字があふれています。つまり華僑の勢力が強い国と言う感じがします。他民族国家ですので中国人だけでなく当然、マレー人、インド人、バングラディシュ人、フィリピン人、カンボジア人,タイ人などに出会います。

従って、日本人が歩いていても違和感がないし、どんどん話しかけてきます。

市内各地をのんびりと列車とモノレール、さらにバスなどを乗り継いで市内見物です。KLタワーは東京に出来たスカイツリーが出来るまでは世界一の高さだったそうです。実はここへ歩いて行ったのですが疲れました。小高い丘の上にあるのです。ここはTAXIで行くべきでしたが、それ以外の観光地は全て成功でした。知らないとは恐ろしい。展望台からの景色は予想とおりです。スカイツリーも完成するとこのように観光客であふれるのでしょうね。

   

左はモノレールの運転席です。右は私の泊まったホテルの窓から見たクアラルンプールです。正面がブキビンタンのビル郡です。とても良いホテルが取れました。部屋も最高の設備が備わっていました。

明日はいよいよ、サッカーの試合です。日本の友人からもメールが来ています、皆の分も精一杯応援いたします。残念ながら日本の応援団席のチケットはGETできませんでしたが、マレーシア人の席の中で、喧嘩にならないよう気をつけながら応援をするつもりです。

体の調子は良いし、私は便通が良いので助かります。トイレは有料ですしあまり清潔ではないのです。そこで私は有名ホテル(ヒルトンとかシェラトンとかシャングリラなどのホテル)のトイレにはいります。大理石敷きの豪華なトイレで無料で用を足しています。汚い話ですが大事なことであります。

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朝起きた。しかし昼間は体力の温存でホテルにいました。午後、チケットを購入する為にスタジアムへ出かけました。

午後1時頃にスタジアムに到着いたしましたが、人影はありません。仕方が無いので、近くにあるベンチで横になっていました。今夜の試合のために多くの屋台が組み立てられていきます。多くはみやげ物やと食べ物屋でした。

午後2時45分頃に、チケット売り場に人が集まりだしました。急いで並びました。聞いてみると午後3時から当日券を売る出すのだそうです。実際は午後4時55分に5つある窓口のうちの最も右側の窓が開きました。私は最も左の窓口に並んでいましたので、急いで移動しました。そして一呼吸してもう一つの窓口が開きました。最初に開いた窓口は40RMでカテゴリー2だと思います。もう一つの窓口は20RMでカテゴリー3だと思います。私は40RMのチケットを購入しました。購入枚数に制限が無いようですので、お一人で10枚以上購入していきます。従って50名くらいのお客が並んで、午後の3時15分頃にはSOLD OUTでした。

入場券が入手できましたので、一度ホテルの戻って、体力を温存して午後6時過ぎにスタジアムの戻りました。

この時、チケットをまだ売っていましたので、どのような仕組みで当日売りをするのかは分かりませんでした。表示は全くありません。

試合はとにかく勝った。4対0。完勝でありました。しかし見ていて反省の方が多く感じたのは私だけであろうか?

このメンバーで、A代表になれそうなのは酒井と権田の二人くらいかな。確かに蒸し暑かったが前半から歩いてしまう姿が目に付く。ましてオーバーラップする選手は酒井くらいなものである。体力が無いのかな?長友君を見習う選手が出てきたら強いぞ。それに目立つのは司令塔のないチームである事。全体を見つめる選手がいない。マレーシアのスキルは一昔前の日本レベルですので、特にトラップが下手だ。だからロングパスが届いたところに競りかけるとボールが奪えた。従ってボールの支配は長い。しかし得点が出来ない。これではロンドンオリンピックは決勝リーグにも行けないだろう。誰かボールをキープできて、試合を見つめられる選手が出ないかな。A代表の遠藤選手は最適人ですが、清水エスパルスの小野伸二選手みたいな選手がいたら、決勝リーグは間違いないと思う。山村選手が戻ってきてくれて、その役目を果たしてくれるとありがたい。スペースがぽっかり空くのにそこに飛び込む選手がいないし、オーバーラップが出来ない。しかも運動量が少なすぎる。味方の動きが見えていないし、身近な味方へのパスばかりが目立つ。ボールを持った選手は当然真剣ですが、ボールを持たない選手が緩慢でありました。もっとス

ペースを作るように動きたい。この中盤で一呼吸して全体をコントロール出来る選手がいたらもっと前線の選手の動きも良くなるはずであります。

新聞は褒め称えている。日本は1トップに大迫を起用。原口、東らが先発メンバーに名を連ね、序盤からボールを支配。なかなか得点できない時間帯が続いたものの、前半35分、原口のドリブル突破から流れたボールをオーバーラップした酒井が決め先制。同44分には右サイドからの扇原のFKに大迫が頭で合わせ2点目を奪った。
 後半10分には酒井のクロスに原口が左足で合わせて3点目。その5分後には初出場の斎藤が決めた。

こんな具合だが見ている方ははらはらどきどきで、特に前半の30分を過ぎてもゼロではないか。ボース支配が長い時に無得点である事が問題です。なぜ無得点かと言うことを真剣にVTRを見直して検討してください。

選手の動きが悪い。まるで延長戦をしているような体力温存戦略である。実は私はマレーシアの応援席の真っ只中にいたので、まさかJAPANのカラーを出せないでマレーシアの黄色い鉢巻をしていました。まわりが周りなので仕方がありません。このままでは無得点になってしまうと思い、その鉢巻を取り去ってバッグの中に入れて日本応援の念を入れ直した途端に原口の突破から酒井のゴール、続いてFKから見事な大迫のヘッドが生まれた。もし私が鉢巻をもっと早く取っていればあと2点くらい取れていたかもしれない。

とにかく司令塔がほしい。ボールを持つとすぐに味方に渡そうと焦る。身近な味方しか見えない。逆サイドにフリーな選手がいるし、オープンエリアにもけりだせば良いのにと何度も思った。後半はそれでも逆サイドにサイドチェンジもあったが、ボールをほしがるフリーの選手が手を上げていても、ショートパスが多すぎたので大きなチャンスが出来なかった。シリアの時にロングパスが多すぎて失敗したからだと思う。どうせショートパスをするのなら、なでしこみたいにワンタッチでスピード感を持ってトライアングルをキープしながら敵陣を崩す戦略の方が良いと思った、ワンタッチでのパスではなく、トラップして数タッチしてから少し利き足を下げながらのパスにははらはらどきどきでした。

マレーシアの国民、つまり観客も含め選手も立派だった。マナーがとても良い。君が代が流れた時に、観客はいっせいに立ち上がって脱帽し、曲が終わると拍手があった。あの第二次世界大戦で日本軍がめちゃくちゃにした国土がありながら、すばらしい対応でした。中国などではブーイングが起きますからマナーではマレーシアの勝ちです、イエローカードも日本選手の方が多いし、見ていて汚いと思うファウルが日本側に目立った。私が見ていてそう思うのですから地元のマレーシア人たちは相当怒ったと思います。これではいけませんね。勝っても性根を入れ直さないとオリンピックには行けません。フェアープレイ賞があるならば私はマレーシア側にサポータも含めて与えます。零敗の選手に対して暖かな拍手が戦いの後に鳴り止まない姿を見ると、よく見かけるJリーグでのあるチームのサポータ達のように敗戦時の選手に対するののしり方などはマレーシアに学ぶべきだと感じました。昔の日本が今のマレーシアみたいに暖かなサポータであった時を思い返しました。あのカズが代表を外された頃から勝つ事を優先して応援するサポータが多い中、ほほえましいマレーシアのサポータでした。

とにかく日本は勝ててよかった。現地時間で11時を過ぎていたし終電に間に合わないと、大変なので急ぎ、列車でホテルまで帰ってきました。この列車の中でも疲れた体なのに日本の老人に席を譲るマレーシアの若者が多いのにはびっくりするとともに頭がさがりました。同じ列車の中にJAPANのユニフォームを着込んだ日本人の老人が数名いましたが、席を若者に譲られていました。サッカーは勝ち負けではないのでは・・・・・帰りの電車の席を敵国の老人に席を譲る姿を、是非とも日本の電車の中で見かけたいと思うのであります。

とにかくおめでとう。ささやかに缶ビールを開けて一人乾杯をして寝ます。

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バンコクへ移動の日ですが、KLの西にある公園地区を歩いてみました。ここも歩いて行ったのですが、小さな丘を越えるのです。歩くと往復1時間はたっぷりかかりました。やはり観光ならばTAXIの方が良いと思いました。公園は、とてもきれいでゆっくりと散歩するのには最高の地ですね。大都会の中にあるオアシスそのものでした。

   

公園とチャイナタウンの写真です。

その帰りにチャイナタウンに立ち寄りましたが、ここは公園の静かさとは正反対の喧騒の真っ只中の観光でした。屋台の食材を見ながら、またコピー商品で氾濫する道路の夜店など、思っていたとおりの光景でした。

   

上の写真は旧クアラルンプール駅とヒンズー教の寺院(チャイナタウンにて)です。

少し歩きすぎたので、ホテルに戻って休養でしたが、すでにチェックアウトが終わっていますので、ロビーでスタッフとの会話でした。彼はバングラディシュの出稼ぎで、5年前にはサウジのリヤドにいたのだそうです。いろいろな話をしました。話の好きな人と話すと終わりが無いので困りますね。

少し早めにホテルを出てKLセントラルからバスで格安航空会社行きのバスで空港に着きました。通常の航空会社の発着する場所と、格安航空会社(Air Asia)では発着する場所が異なりますのでご注意ください。同じ空港にあるのですが、場所は異なり直線距離ならば数Kmの違いでしょうが、バスですと空港を出て大回りをしますので、10km以上走ると思います。

楽しかったマレーシアの旅を終わって、バンコクに戻ってまいりました。


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