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ラワグからビガンへ世界遺産の旅 

2009年

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昨日到着したラワグの空港は小さな国際空港でした。TAXIもいません。僅かにジピニーが数台ありました。そこで予約してあるホテルまで100ペソで行ってもらいました。

ホテルのフロントでパッケージツアーを確認しますと、このラワグ市内の観光の目玉はマルコス元大統領の生家と聖ウイリアム大聖堂くらいでした。そこでむしろ今夜のホテルであるバギオの観光に時間を使おうと思い、マルコス元大統領の生家と聖ウイリアム大聖堂を見た上で、バギオの観光を8箇所して全部で3000ペソで交渉がまとまりました。ここまでを6日の夕方に実施してから寝ました。


この日はまず聖ウイリアム大聖堂へ行きました。

 

※聖ウイリアム大聖堂

 

St.Willams Cathedral その起源は1612年頃と言われている。北イロコス州最古の教会のひとつです。現在の形になったのは1650年〜1700年代の間です。この教会はフィリピン人の革命家やアメリカ人に占領されたり、地震や火事で被害を受けたりして、その都度修復されてきた。内部は厳かで、窓にはステンドグラスがある。

すぐ、迎えには1793年に完成したベルタワー(Bell Tower)があった。

これがベルタワー(Bell Tower

 

      マルコス博物館(バタック)

Marucos Musseum in Batac

ラワグから車で10分くらい(8Km)のところにあるバタックというところにありました。ここで、なんと、あのイメルダ夫人に声を掛けられました。1階がいろいろな物が陳列してあり、壁には写真が飾られていましたが、2階にあがる階段は赤いじゅうたんでした。2階に上がっても良いのか?と聞いたところ、OKと言うので2階に上がったところ、執事みたいな身なりのしっかりした若者が出てきて、階段の上がったところの椅子に案内してくれました。そこで5分くらい待たされると、イメルダ夫人が出てきたのです。どうも手違いで日本から来た友人と間違えて夫人に伝えられたのではないでしょうか?そうでなければ合えるはずもありませんから・・・・。

 

ここバタックはマルコス元大統領の生まれた所であります。実家の敷地内に作られている博物館にはマルコスの幼少の頃からの記録が収められています。この隣の石造りの霊廟にはマルコスの冷蔵遺体が収められています。私は特に見たいとは思いませんでしたし、開館時間(午前9時)よりも早く行ってしまったのでパスしました。

車でビガン(Vigan)に向いました。

ビガンはフィリピンの中で最もスペイン情緒あふれた街でした。世界遺産のこの街並みはお薦め中のお薦めです。今なお16世紀に建てられたスペイン風の建築様式の建物が数多く残されています。若きスペイン人ファン・デ・サルセド(Juan de Salcedo)が中国との戦いに勝ち、彼の祖父であるレガスピ(1565年からフィリピン諸島の征服を始めた人で1571年にはマニラを首都として初代総督となった人)からイロコス州を与えてもらった。それ以降、ビガンにはスペイン風の建築が数多く建てられている。

まずその中心にあるサルセド広場に行きました。運転手にホテルを紹介してもらうと、この広場の前にある聖ポール大聖堂の隣にあるビガン プラザ ホテルでした。ここは誠に便利なロケーションで、観光には最高なところです。あの有名な石畳のメナ・クリソロゴ通りの端ににあるのです。

      聖ポール大聖堂(St.Paul Cathedral )

まずこの聖ポール大聖堂に行ってみました。ここはビガンでの中心的な聖堂でした。

 

      石畳のメナ・クリソロゴ通り

このメナ・クリソロゴ通りが観光のメインと思われます。約500メートルくらい続いていますが、この両側にスペイン風の建物で囲まれています。道は全て石畳で、この上を馬車がゆっくりと歩いていますので風情があります。もちろんここは車は入れませんので、ゆっくりと歩くのが良いのです。夕方以降、ほのかな灯がともり、まさに16世紀に戻ったような風景が味わえます。

 

まさにこの石畳の路が世界遺産の中心の一つです。車は入れません。馬車のみが走っていました。



 
昼の日差しは痛いくらいに感じましたが、日陰に入るとさわやかでした。右の写真は夕方、この石畳の路にでてみると、レストランが営業していましたので、冷たいビールで乾杯し、ビガン料理を頂きました。後ろがこの有名なメナ・クリソロゴ通りなのです。贅沢なディナーでした。こんな背景で食事をしたのは初めてであります。

      ブルナイ陶器工場

運転手は私をブルナイ陶器工場に連れて行ってくれました。私は陶器には興味はありませんが、大きな工場でした。

 

 

      サルセド広場

市内の中心にある広場でした。この広場の右手に聖ポール大聖堂(St.Paul Cathedral )があります。そして左手には州政庁がありました。この広場の前は大きな市場になっていますので、買物にも便利であります。

      St.Augustine church&Bell Tower

市内の中心から北に車を進め、川を渡って直ぐに右に曲がったところにありました。約1600年頃に建てられたようです。とても綺麗な教会でした。

 

      urgos Museum

さらに小さな博物館にも行って見ました。

       

夕方に市内を散策し、夕食をなんと世界遺産の石畳のメナ・クリソロゴ通りの北の外れにあるレストランでビガン料理を堪能致しました。

 

静かなビガンのスペイン風の街並みを散策し、世界遺産のすばらしさを満喫したところです。
明日はバギオへ向かいます。
日本人はフィリピンを観光の国として扱いません。危険だと敬遠しますが、とてもすばらしい国でした。ここに移住したいくらいです。  

 


           


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