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車チャーターによるバンコクの一日観光



車をチャーターしバンコク(クルンテープ)の一日旅行記

●2005年8月14日(日)

200514日、いつもはゴルフであるが日曜日はゴルフは混み合うし料金も大幅に割高になります。そこで今日は久しぶりにゴルフを止めて、バンコク(クルンテープ)市内をチャーター車で気の向くままに観光をする事にしました。車のチャーター料金は燃料費をいれて1,500バーツでであります

観光の定番のある王宮周辺は、何度も訪れているので今日は少し趣を変えて見ました。
(下の地図参照ください)


本日の行動概要

1.まずこの地図の北(上)の端にある動物園に行く。しかし大の男4名では入園しない。実はこの隣にある、ウイマンメーク宮殿
2.このウイマンメーク宮殿の南隣にある旧国会議事堂
3.昼食にMKでタイスキ
4.昼食後カオサンを通り、ラックムワン(市の柱)へ
5.続いてワットスワット、サンチーチャー(赤いブランコ)
6.王宮前の船着場からチャオプラヤ川をエクスプレスボートにてノンタブリまで
7.折り返し、ボートで#16のクルントン橋のたもとのWater Frontにて豪華タイ料理
8.スクンビットのホテルまで車で            

今日はいつもよりもゆっくりと朝食だ。出発も9時である。
チャーターした運転手に、早速、ウインメーク宮殿まで行ってくれと依頼した。

しかし、”マイ ルーチャック”と言って来た。
おい頼むよ、君は仮にも観光ガイドでしょ!このくらいの観光地は知っておいてよ。仕方が無いので地図を示して、下手なタイ語で行き方を説明した。
それも渋滞がひどいから高速道路を使っていってくれと依頼したのに、車はスクンビットからなんとぺプリの方に向かい、なんと一般道路を西に向った。

まあ行き当たりばったりの旅なのでマイペンライで行くことにしました。

文句もあるが、やはり渋滞しない一般道路も運転手は知っていた。ホテルから20分くらいで目的地であるウインマーク宮殿に到着した。
駐車場には多くのバスが入ろうとしてた。学生さんの団体が10台以上の大型バスで乗り付けていました。午前9時30分からの開場なので少し時間があった。ここは開場の9時30分に入場する事をお薦めいたします。途中入場ですと団体様が見学していると時間が掛かってしまいます。

 
左は宮殿の正面玄関、中央の階段から脱靴し、手荷物とかカメラなどを、預けて手ぶらになってから入場します。もちろん短パンは入場禁止です(長い布で足首まで巻き入場している学生もいました) 右は宮殿の裏側です。いずれも2005−8−14 撮影

ウイマンメーク宮殿は世界で最も大きなチーク材を使用して使用して建てられた宮殿です。
それはタイ風建築とヨーロッパ風建築とを融合させたものであり、英語のL字型に建っています。はじめにLの字の部分を建て、次に横の部分を増築した形になっています。L字の縦と横は、それぞれ60メートルと20メートルで3階建てになっています。
ラマ5世のお住まいに当たる部分だけが八角形で4階建てになっています。
1階はレンガ作りで、2階より上はチーク材で出来ています。ラマ5世のお住まい当事のままに残されていました。部屋には銀製品とか豪華なじゅうたんが敷き詰められていました。
とにかく落ち着いた宮殿で、女性観光客には人気があると推察いたします。

ここに少しパンフレットを参考に歴史を書いておきます。

仏暦2440年、ラマ5世が欧州からお戻りになると、パドウウムクルンカセム運河沿いの果樹園を買上げられ、『ドウシット園(スワンドウシット)』と命名し花が咲き誇る園でした。
仏暦2443年、本館をラマ5世が建立し『ウイマンメーク宮殿』と名付けました。これはシーチャン島にあった宮殿の一部を解体し再建させたものでした。
そういえば今年の5月にシーチャン島に行った時に島民がここがバンコクにある宮殿の元になった島である事とか、ラマ5世が毎週のようにシーチャン島に来ていたことを自慢していました。
(シラチャの沖合いにある小さな島ですがラマ5世のお気に入りの島であったみたいです)
仏暦2453年にラマ5世が崩御されますと宮殿は閉鎖されました。しかしラマ6世時代にウイマンメーク宮殿に王族が住むことを許されました。
仏暦
2468年にラマ6世が崩御されますと、その后は隣にあるスワンホング宮殿にお住まいになり、以後王族がこのウイマンメーク宮殿にお住まいになる事はありませんでした。
仏暦2475年までの約50年間は倉庫として利用されていました。
仏暦2525年、現在のラマ9世時代に遷都200年になりました。この時。ラマ9世の后であるシリキット王妃はウインマンメーク宮殿を隈なく点検させました。その結果、建物も内装も大きな損傷が無いことが判明しました。ラマ5世のお写真や内装品、調度品などが残っていたので、ラマ9世のお許しを得て、この宮殿をラマ5世の記念博物館ならびに国民の遺跡といたしました。

実はこの博物館の見学はタイ語叉は英語の説明員に説明を受けながら見学する。勝手に自由に見学は出来ない。セキュリティーが確保されないからだそうです。

時間は掛かりますが、とても価値のある品々が一杯ありますので、是非ともお出掛けください。私達は1時間かけてここを見た後、昨年から公開された旧の国会議事堂を視察しました。

 旧国会議事堂の全景です。写真はここから撮るのはOKなのですがあと数メートル近づくとNGで、守衛(門番)が注意に来ます。8月14日撮影

この映像は2005年8月14日(日)、バンコクのほぼ中央部にある旧国会議事堂の全景写真であります。
初めての訪問ですが、昨年あたりから一般公開が開始された建物であります。
この旧国会議事堂の内部は、それはそれは立派で大理石加工が見事、そのものでありました。こんなにすばらしいものが東南アジアに存在していたかと思うと本当に嬉しく思います。
まるでヨーロッパの12世紀から13世紀にかけての建築のようでした。
綺麗な床の文様は多くの人々の汗と油の結晶であったでありましょうし、長期にわたって欧米列強からタイの独立を守ってきた人々がここで活躍したものと思うだけでもすばらしい体験になりました。皆様もどうぞこの隠れた観光財産を訪れてください。

この2つの観光を済ませると11時を廻っていました。早い昼食をMKでタイスキを腹いっぱい食べてまた観光を続けました。

車はカオサンの前を通り抜け、王宮広場を突き進んで国防省の前で停まりました。

王宮前広場をそのまま真っ直ぐ突き進むと、広い道路であるラチャダムヌン・ナイ通りにでる。
右手は国防省である。大砲がずらりと並んでいるのですぐに分かる。


 

この国防省の向え側にあるのがラックムアン(市の柱)であります。家でも都市でも、まずその中心に柱を建てて、永年の祈願にするのだそうです。
当時のラマ1世がトンブリからこのクルンテープに遷都する時にここに柱を建立し、首都の繁栄と首都の中心をここである旨宣言されたのだそうです。

 

国防省です。右の写真のように大砲がずらりと並んでいます。陸続きのお国柄が出ていますね。本当に歴史の多くは戦いの連続ですから・・・。


 

上の左の写真がこのラックムワン(市の柱)の全景です。この建物の中に右の写真のような金色の柱が建っています。この柱に多くの市民が線香を供え、お祈りをしています。
観光のSPOTとしてはあまり有名ではありませんが、まさに中心なのですから見る価値はあるSPOTであります。

まさにここがバンコクの中心なのです。ひっきりなしにタイ人がお参りしています。それも熱心にお参りしている人が多いですね。

皆様も王宮に来られた時には少しだけ(500mくらい)足を伸ばしてこの中心部分をお参りしてください。

車は次の目的地であるワットスワットに向いました。赤いブランコ(サオ・チンチャー)が見えてきます。

このブランコはその昔、死人が出た為に、中止になったそうですが、なるほどこの大ブランコの演技を見てみたいものであります。

 

この写真は2005−5−6撮影のもの流用しました。

バムルンムアン通りは殆ど仏具店であります。お店というお店が全て仏具を売っていますので、何か不思議な空間に入ってきたみたいです。
ゆっくりと味わいながら歩いていくと、このサオ・チャンチーが目の前に入ってまいります。
上の写真のはるか正面の向こうにこの大ブランコが見えますでしょうか?
この通りを歩いていくと右の写真のような有名なワットスタットに出てまいります。

8月は雨季ですので少しはしのぎやすいのですが、額には大粒の汗が吹き出ていました。
お寺(ワットスワット)には20バーツの参観料で、お参りしてまいりました。

 

 左は大ブランコ、右はワットスワットの本殿であります。いずれも2005年8月14日撮影

  

左の写真は大ブランコの方向から見たワットスタットであります。2005−5−6の撮影流用

右の写真はこの大ブランコを真下から上の方向を撮ったもの:8月14日撮影

 

上の左の写真はワットポーです。船着場から見た所です。右はノンタブリの船着場の真ん前。8月14日撮影

このワットポーの所まで車で行き、夕食の予約してあるレストランまで車は小休止でした。この船着場からエクスプエスボートでノンタブリまでの快適な船旅を1時間過ごしました。たった8バーツの小旅行ですが、周りの風景は次から次へと変わりますので、飽きません。

 

 

左は船の中の風景。右の写真はチャオプラヤ川からみる風景(帰りの船の中から撮った。

   
左の写真はWater Frontのレストランです。オースワンが美味しかったね。安くて本格的なタイ料理を川を眺めながら食べるのは嬉しいね。右はこのレストランからながめるクリントン橋、子供がこの橋から川に向って飛び込んで遊んでいました。いずれも8月14日に撮影

 

最後に美味しいタイ料理を食べ、涼しい川風に吹かれながら、あすのゴルフの好スコアを期待するオジン達でした。

ホテルへの帰着は午後8時でした。楽しかった!  


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