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世界遺産:ハロン湾散策


    11−05(土)

世界遺産:海の桂林、ハロン湾への旅


                   

朝の7時30分、ホテルをチェックアウトして旅行代理店の手配したはずのピックアップバスを待っていた。もしかしたら来ないのかもしれないなと思いながら待っていると

8時頃になって、私を呼ぶ声が聞こえ、このバスに乗り込む事が出来た。

途中いくつかのホテルとかゲストハウスへ立ち寄り、多国籍観光団を形成しながら一路ハロン湾へのドライブになった。

とりあえずハロン湾に臨む港まで3時間のドライブであった。

日本人は私一人、それも多くはカップルであり、一人旅行は韓国の若者とアメリカのおばちゃんの3名でした。

ハロン湾の印象はとてもエキサイティングであり、本当に来て良かったと感じました。まだ経験したことが無い景観に心が騒ぎ、次から次へと表れる奇岩とか島々がまるでこの世のものとは思えないようなすばらしさでありました。

それも船に乗っているだけで次から次へと変化していく様は、一つのドラマのごとく、引きつけてやまないもので飽きがきませんでした。

このすばらしい世界遺産はベトナムの財産だけでなく世界の財産として汚染されることのないように維持管理して行って欲しいと思いました。

ハロン湾は日帰りのツアーもありますがはやり夕方と朝の景観のすばらしさを味わう為にも最低1泊はすることをお薦めいたします。できれば2泊が良いと思います。1泊は船の中で、もう1泊はコナンのホテルで1泊が良いと思いました。

          

2005−11−5撮影

左の写真は我々のグループが乗りこむ船への道です。この狭い船べりを伝って最も沖に停泊していた船に乗り込んだのです。桟橋はありませんので、手前の停泊している船が桟橋の代わりなのです。右の写真はこの船でいよいよ始まるハロン湾クルージングの入り口の写真です。港からは約20分くらいだったと思います。

       

まずはこのような奇岩(奥歯のような岩山が特徴)の連続からクルージングが始まりました。

    ハロン湾

ハ・ロン湾(Halong Bay

ハノイから車で約3時間の距離にあるハ・ロン湾は中国の山水画に出てくるような島々が点在する場所として有名です。ハロン湾はユネスコの国際遺産に指定された景勝地です。1969の島からなり、そのうちの989島には名前がつけられています。そしてそれらの島は、2種類の岩石、石灰石と片岩によって作られています。たくさんの奇岩に囲まれてクルーズを楽しむと、中国の水墨画の世界に遊んでいるようなきになってきます。
観光を楽しむには1〜2泊して、1日ゆっくりチャーター船で見学することをお勧めします。チャーター船は各ホテルで手配できます。前日に頼んでおくと、ランチの用意やビールなども積んでおいてくれます。
私がハロン湾クルーズをしたときには、現地の代理店に申し込んだ1泊2日のパック旅行でした。そして船の中でビールを飲みながら景色を楽しみました。大きな奥歯の形をした島の中にある、入江を探検したり(上の写真)けっこう楽しかったです。でもあまりのみ過ぎて、酔っ払わないように注意しましょう

      
このハロン湾の景色を見ながら、このパック旅行の昼食の時に出た料理です。

ハロン湾は広さ約1500平方キロメートル。その中には約3000の島や奇岩があり、うち1000程度には名前がついている。1994年に世界自然遺産に登録された。ハロン市の観光の中心はバイチャイ(Bai Chay)。郵便局を中心とする半径1km程度の範囲内に、ミニホテル、レストランなどが固まっている。クルーズ船の乗り場は中心から少し離れていて、バイチャイの郵便局から西へ2kmメートル程のところ。

      

【気候】
ベストシーズンは6月から11月。11月から4月が乾季だが、12月から3月は寒いので観光には防寒対策が必要。4月から8月は暑くなり、海で泳いだりするには最適の季節だ。

      

左の写真は最上階のデッキです。右の写真は下の階にあるデッキです。写真に写っている若者は韓国人で私と同じ一人旅でした。彼は日本語は出来ませんでしたし、私は韓国語は出来ませんので、自然英語での会話になりました。英語は知らないと困りますね。

【アクセス】
 ハロン市はハノイ市から東へ180kmのところにあり、所要時間は車で3時間少々。旅行会社が出しているハノイ発のオプショナルツアーに参加するのが一般的だ。ローカルバスや鉄道、変わったところではヘリコプターも出ている。ハイフォンとの間にも、バスと船の便がある。

      

左の写真のようにのんびりとデッキで寝そべりながら、移り行く雄大な景色を堪能する贅沢な旅でした。のんびりとのんびりと・・・・それに途中で気が付いたのですが、この船のエンジンの音が本当に静かでした。相当高い技術が無いとこのような快適な船は出来ないと思いました。そしてたどり着いたハロン湾の中心である鍾乳洞のある港に到着です。(右の写真です)

【現地の交通手段】
 タクシーはまだ台数が少なく、流しを捕まえるのは難しい。ホテルなどで呼んでもらうのが確実。バイクタクシーはたくさん走っているが、料金交渉はしっかりと。料金は3000ドン(約20円)くらいから。郵便局からクルーズ船の乗り場までで8000ドン(約60円)程度。

       

左右に繰り広がるハロン湾の夕暮れのすばらしさのなかで何枚も何枚も写真を撮り続けました。デキカメは本当に便利であります。


       
沢山の島々がある為なのか、それとも風が爽やかな為なのか、このような滑らかな海面の中に奇岩が浮かび上がります。私は船の最も高い所にあるデッキで立ちあっがって撮った写真である。

       
夕日がいよいよハロン湾に沈みかける頃、左の写真がこの日の最後の写真になりました。あまりにも沢山の写真を撮ったのでスペアの電池も含め、バッテリーがなくなりました。右はこの日の夕日を浴びた奇岩の美しい姿であります。

ハロン湾は一大ワンダーランドだ!

数千の岩々が海上にニョキニョキと林立するさまから「海の桂林」とも呼ばれる景勝地・ハロン湾。ハノイから日帰りで訪れる人が多いけれど、ちょっと待ったあ! ハロン湾は、日帰りじゃとても見きれないくらい、魅力がたっぷりなのだ。さらに、ハロン湾で泊まるなら、ぜひジャンク船の上で一夜を過ごして欲しい。船の上で過ごす2日間は、あなたに生涯忘れられない思い出をもたらしてくれることだろう。

       

上の写真の左はこの時とまったホテルのあった島の全体です。右がそのコナンの都市部を拡大したところです。この図の中央の島が沢山ある湾をクルージングして赤い点線の山道をバスでホテルに着いたのはもう真っ暗になった午後6時でした。ホテルはこの図の赤と緑のエリアにあります。相変わらずシャワーの湯が出ないのが難点でした。翌朝にはこの左の写真の最も上(北)にある港からクルージングを再開したのでした。

ハロン湾で一夜を過ごす

ハロン湾で一夜を過ごすことの何が素敵かと言うと、それは「ハロン湾で一夜を過ごすこと」そのものに他ならない。

 夕方になるとジャンク船は、夕日の見えるポイントに碇を下ろす。そこからが壮大な日没ショーの始まりだ。帆をあげたジャンク船、後ろには林立する奇岩群、そこに沈んでいく真っ赤な夕日。まさに絵に描いたような風景とはこのこと。(残念ながら写真はありません。バッテリーが上がってしまったからです)

 夜も素晴らしい。奇岩に囲まれた静かな入り江にジャンク船は停泊する。何も灯りは見えない。月に照らされた奇岩のシルエットが浮かび上がる。漆黒の海面には、月明かりがハケでひいたように白いラインを描く。

 朝は、岩々の上に巣を作っている海鳥たちのさえずりで目が覚める。甲板に出ると東の方がぼんやりと明るく見える。そして空の色が、濃い藍色から青、そして紫へと刻々と変化する。空が明けきると鳥たちは飛び立ち、彼らのさえずりに代わってせみしぐれが聞こえてくると、すっかり朝。船のクルーが「朝食の用意ができました」と呼びに来てくれる…。

 こんな経験ができるのは1泊2日のクルーズならでは。日帰りクルーズだと、回れる範囲も限られていることから、どうしても他の船も一緒になってしまうが、1泊だと行動範囲がグンと広がるので、他の船がいない奇岩の林の中を進む。それでこそ、ハロン湾の神秘が味わえると言えるだろう。


       

左の写真は今回泊まったホテルから見た海。右は海岸通りに面したホテル群。この通りは夜もそこそこ賑やかです。朝の散歩はもっと気持ちが良いですよ。


       
ホテルから港までバスで40分くらい掛かりましたが、着いたところがこのような美しい港でした。

    自然の神秘・洞窟巡り、ハロン湾定番洞窟探訪

ハロン湾クルーズの定番のお楽しみは洞窟探訪だ。ハロン湾の奇岩の中には洞窟が、それこそ無数にあると言って良い。その中でも、観光ルートとして公開されているのは、6カ所。日帰りツアーの場合、ティエンクン洞窟またはスンソット洞窟のどちらかを訪れるが、それ以外の洞窟も、それぞれ違った魅力があるので、ぜひ見てみたい。

   ティエンクン洞窟 Thien Cung cave

観光用に通路も整備され、洞窟内には色とりどりにライトアップされた巨大な鍾乳石が数え切れないほど林立。別世界に来たような気分にさせられる。また洞窟内の天井も高く、そんな巨大な造形物を作った自然の神秘に驚かされるだろう。1993年に発見された新しい洞窟で、観光用に公開されたのは1998年。

           

   ダウゴー洞窟 Dau Go cave

ティエンクン洞窟からわずか300メートルのところにあるので、こちらもついでに寄ってみよう。ここは13世紀に元の大軍がベトナムに攻めて来た際、チャン・フン・ダオ将軍が木の杭をここに隠し、それをバクダン川に突き立てて元の船を立ち往生させ、大勝利を手にしたと言われるゆかりある洞窟だ。

      

洞窟の中ですよ。左の写真の上にある光が出口です。この出口に出たところから海を眺めたところが左の写真なのです。2005−11−3 撮影

    タムクン洞窟 Tam Cuon cave

6つの中で最も神秘的な洞窟がここ。1人通るのがやっとという狭い通路や階段を、地底へと下りていく。一番下まで行くと、外の世界とは完全に隔絶され、何の物音もしない。訪れる人も少ないので、アドベンチャー気分満点だ。足元は滑りやすいので、しっかりした靴でどうぞ。


       

2005−11−4 撮影

朝のハロー湾のクルージングです。例によって船の最上階からの眺めです。


       

  ハロン湾に浮かぶ船上で泊まる

魅力いっぱいのハロン湾をたっぷり味わうには、海上で泊まるのがベスト。回れる範囲も、日帰りクルーズの数倍の広さになり、神秘度もアップ。宿泊できるクルーズ船は、現在、4つの会社が就航させている。それぞれ特徴があるので、好みに応じて選ぼう。

       

2日間のクルージングの最後の風景が左です。右はこのクルージングが終わって港に帰ってきたところであります。


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