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歩くバンコクの旅



歩くバンコク(クルンテープ)旅行記

56日(金)

200556日、今日は久しぶりにゴルフを止めて、バンコク(クルンテープ)の下町を歩く事にしました。

エメラルド寺院にワット・ポー、観光の定番のあるこの王宮周辺は、チャオプラヤ川と運河に挟まれている。ここはその昔は島であったそうである。【ラタナーコーシン島】と言われていたのだそうです。(下の地図参照ください)

            この地図の破線の矢印のように歩いてみました。

そして、バンコク発祥の地である。古い建物も多く、通りには何十年も変わらない光景も残っている。たまにはここを散歩してみようと思い立った。

それも行き当たりばったりの散歩とする事にしました。

ホテルの朝食を済ませ、デジカメとタオルだけは忘れないぞと言い聞かせて、ホテルを出たのは午前8時でありました。

まずはセンセーブ運河でチャオプラヤ川まで行こうと思い立った。アソーク(ソイ21)の交差点でモータサイを捕まえて、運河まで運んでもらった。20バーツでした。会社ではこのモーターサイには絶対に乗る事は禁止していたが、私は時々使ってみました。

 
立ち見席しかないほど満員のボート。もうすぐ船着場に着くので、その準備です。右の写真は船着場に着く寸前の船内。 いずれも2005−5−6 撮影

運河に着いたとたんに船が来ました。なんの余裕も無い。
もう
1本後から来る船にしようかなと一瞬頭をよぎったが、“えーい、乗ってしまえ”とばかりに飛び乗った。

乗ってびっくりした。なんと座る席は満席で、立っているしかないのである。船頭が“どこまで行くの?パイナイカップ?”と言って来た。“チャオプラヤ”と答えたのであるが通じたのかどうか?とにかく20バーツを渡すと御釣りが10バーツ来た。数年前には確か7バーツであった記憶があったが、まあ良いか、と思いつつ、立ったまま行く手を見つめていた。

以前は座ったまま、振りかぶるであろう汚い運河の水を防ぐ為に水色のビニールシートを引き上げて乗ったものであるが、今回はなんと立っているので見晴らしが良いのである。

おやおやこれならば立った方がコストパフォーマンスがあるのではないか?とにかく周囲が良く見えるのである。
今、ナナを通り過ぎたな、とか結構、どこを走っているかは理解できるのである。
でも、やはり、ビニールを超えて汚い運河の水が顔に掛かったのである。
“やっぱりな”立てばそれなりに危険もあるが見晴らしの良い事は歓迎であった。

例によって伊勢丹の所(プラトナーム市場)で乗り換えである。
この乗換えが何故ここで実施するのか?今回そのからくりが分かった。
実はこの伊勢丹からワットサケートのある黄金の丘(プーカオ・トーン)までに数箇所ある運河をまたいでいる橋の桁が短いのである。
故に船の屋根がこの橋にぶつかってしまうのである。
従ってこの伊勢丹の船着場で屋根の低い船(しかも支柱がくの字に折れ曲がって屋根が、さらに低く調整できる船)に乗り換えるのである。

ジムトンプソンの家の前を通り、船は黄金の丘(プーカオ・トーン)に着いた。ここでまた乗り換えるはずであるが、その雰囲気がない。

近くにいたタイ人に、“チャオプラヤ川まで行く船はどこにあるのか?”と下手なタイ語といくらかの英語を交えて聞くと“メダイ”との回答が帰ってきた。

確か数年前にはあったはずなのであるが、今はなくなったらしい。仕方が無いので、当面、ワットサケートにお参りに行くことにした。

船着場の上にある橋を渡ると、タイ人の怪しげなやつが、“どこに行くの?”“今は開いていないよ、close”と言ってきた。
いつもこの手で観光客を別の所に案内し詐欺行為を働いている輩が沢山いる。

こんなことには驚きもしないし、騙されるわけが無い。今ではインターネットを使えば多くのこれらのいかさま詐欺師情報が得られる有難い時代になった。

ゆっくりと歩きながらまだ涼しい境内を散歩しながら、黄金の丘(プーカオ・トーン)への階段を登り始めた。
階段の欄干に取り付けられたスピーカーからは朝のお勤めのお経が大きな音で流れている。

この人造の丘に登るとバンコクが一望できる。

 

左の写真は、船着場のプラットホームから見たワットサケート。黄金に輝くありがたーいお寺です。右の写真はこの寺の屋上から見たバンコク。以下の写真は全て同じ場所から360度回って見ました。

本当に360度の展望である。

頂上にあるお寺(ワットサケート)には20バーツの参観料で、さらに展望台にまで昇れます。

 

 

 

 

右に写真はこのワットサケートの中にある仏像群。

   
左の写真はこのお寺の尖塔です。黄金が朝日に輝いています。右はこの尖塔の中央に安置されている御本尊と思われるもの。多くの市民がお参りしていました。

ワットサケートのお参りが終わったので、次は民主祈念塔を見ようと思いました。見れば手の届きそうな所にあります。見えます。

しかし、体力温存がこの時期は大事であります。トクトクに10バーツで行ってよと交渉しましたがNGでした。モーターサイもだめでした。

 

左の写真はご存知、民主祈念塔です。右の写真はこの民主祈念塔の前に並んでいた宝くじの売り場風景。

仕方が無いのでゆっくりと歩いてみました。
カメラをいじりながら、暑くなってきた天候に我慢我慢で、たどり着きました。
500mくらいだと思いますが、やはり汗がたらたらと流れました。

この民主祈念塔は本当に美しい。私は好きだ。

この近くに宝くじの売り場が活況を呈している。ものすごい多くのお店が並んでいるし、現実に売れている。

続いてカオサンへ行ったが、今回はカオサンの東側の通りをそのまま突き進んでみた。どこにたどり着くのだろうか?多分運河であろうなどと歩いていると、なんとカオサンの西側に来てしまった。何のことはない、カオサンの通りを通らずに大回りをしていただけであった。

 

上の写真の左はカオサンの入り口です。右の写真はこの付近のお店(屋台)です。

かなり歩いたのでトクトクを拾って、ターチャンまで30バーツで行ってもらった。歩くのも体力が必要です。

少しタイ語が話せると旅も苦にならない。

トクトクはアクセルを一杯に引いてエンジンを目一杯回転させターチャン(チャオプラヤ川の船着場)に着いた。ターとは船着場の事である。チャンは象です。

チャオプラヤ川を見ながらビアーチャンを1本注文した。75バーツであった。(少しだけ高いですね)

 

上の写真の左はカオサンから運河沿いを歩いてチャオプラヤ川に出るとこの公園にたどり着けます。公園の名前はサンティチャイ・プラカン公園と言います。フィラピンクラオ橋が正面に見えます。
右はターチャンの前からワットプラケオの方向を眺めたところ。

屋台の焼鳥を数本買い込んで胃に流し込んで、歩き始めた。目の前は王宮とエメラルド寺院である。
そのままワットポーまで歩いて、この船着場でチャオプラヤ川を渡ってワット・アルンに「行った。ご存知の暁の寺である。このワットは何度も訪れていたので特に長居をしないで、またチャオプラヤ川を引き返した。
観光客の幾人かはこの船着場で観光船をチャーターするように勧められます。でも高いですね。確か2000バーツくらい請求されます。
チャオプラヤ川のエックスプレスボートを利用すれば20バーツでノンタブリまでさかのぼれますよ。
今回はこの船着場から、一つ上にあるターチャンに戻り、いよいよ散歩が始まりました。

ターチャンからエメラルド寺院を眺めながら真っ直ぐ西の方向に歩き始めました。
やがて左手に王宮前広場が見えてきた。観光客が来るところであります。私は写真を撮りながら、美しいエメラルド寺院(ワットプラケオ)を見つめつつ、真っ直ぐに進んで行った。

 

上の左の写真はワットポーです。船着場から見た所です。右はターチャンから見たワットプラケオです。まさにここがバンック観光の定番の場所であります。

 

上の写真は王宮広場側からみるワットプラケオです。本当に綺麗です。ここも何度も訪れていますので、今回はスルーしました。

王宮前広場をそのまま真っ直ぐ突き進むと、広い道路であるラチャダムヌン・ナイ通りにでる。
右手は国防省である。大砲がずらりと並んでいるのですぐに分かる。


 

この国防省の向え側にあるのがラックムアン(市の柱)であります。家でも都市でも、まずその中心に柱を建てて、永年の祈願にするのだそうです。
当時のラマ1世がトンブリからこのクルンテープに遷都する時にここに柱を建立し、首都の繁栄と首都の中心をここである旨宣言されたのだそうです。

 

国防省です。右の写真のように大砲がずらりと並んでいます。陸続きのお国柄が出ていますね。本当に歴史の多くは戦いの連続ですから・・・。


 

上の左の写真がこのラックムワン(市の柱)の全景です。この建物の中に右の写真のような金色の柱が建っています。この柱に多くの市民が線香を供え、お祈りをしています。
観光のSPOTとしてはあまり有名ではありませんが、まさに中心なのですから見る価値はあるSPOTであります。

まさにここがバンコクの中心なのです。ひっきりなしにタイ人がお参りしています。それも熱心にお参りしている人が多いですね。私はあまりの暑さに扇風機のある休憩所で一休みでした。

皆様も王宮に来られた時には少しだけ(500mくらい)足を伸ばしてこの中心部分をお参りしてください。

 

私はこの国防省とラックムアンの間の道(ナープララーン通り)をそのまま真っ直ぐに歩いて運河に出ました。
その運河に掛かっている橋をそのまま渡ると、プレーンナラー通りに入ります。まさに下町の面影そのままであります。そしてタナオ通りに出ますのでそこを右に曲がりました。バムルンムアン通りに出ますのでそこを左に曲がりますと、遠くに赤いブランコ(サオ・チンチャー)が見えてきます。

このブランコはその昔、死人が出た為に、中止になったそうですが、なるほどこの大ブランコの演技を見てみたいものであります。

 

このバムルンムアン通りは殆ど仏具店であります。お店というお店が全て仏具を売っていますので、何か不思議な空間に入ってきたみたいです。
ゆっくりと味わいながら歩いていくと、このサオ・チャンチーが目の前に入ってまいります。
上の写真のはるか正面の向こうにこの大ブランコが見えますでしょうか?
この通りを歩いていくと右の写真のような有名なワットスタットに出てまいります。

とにかく5月の猛暑の太陽がじりじりと照りつけています。

 

この写真は大ブランコの方向から見たワットスタットであります。

さすがに歩きすぎたなと思いましたが、もう少しがんばって、マハーンノップ通りに出て、そこで30バーツのビアシンで喉を潤して、タオナ通りを右に曲がりカオサンまで帰ってきました。
少しがんばり過ぎましたが、いつもは車の中から眺めていたバンコク(クルンテープ)の下町の散歩も良かったと思っています。

タイマッサージをしたいと思ってタニアの有馬温泉に行こうと思いました。
ラチャダムヌン・クラン通りにて赤バス(5バーツ)に乗ってタニヤまでやってきました。

 

上の左の写真は赤バスの中です。冷房はありません。走っている時は快適。でも停まると地獄です。右の写真はバスに乗ってすぐに右手に見えた民主祈念塔。

スクンビットのアソークをスタートして、バンコク(クルンテープ)の王宮周りの下町を廻ってきました。最後はタニヤでマッサージをしてスリフォンで夕食をとった一日でありました。
スリフォンで夕食をとる前に有馬温泉でマッサージをしました。タニヤのど真ん中にある店です。腕は申し分なかったです
が、他の店と比較して高かった。昔の有馬温泉の方が安くて良いですよ。)


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