トップページに戻る

沼津御用邸


静岡県の東部、あの箱根の山のふもとに沼津市がある。
この沼津市に、御用邸がある事を多くの人は知らない。
平成の今、使われなくなった御用邸はひっそりと在りし日の栄華を語っている。
是非とも、訪れていただきたい、隠れた観光地の一つです。

”潮騒がいざなう、皇室の薫り”というパンフレットを頂いて静かに見学してみた。2002年4月7日の事である。
このパンフレットによると、1893年(明治26年)に完成し、歴代の天皇陛下は勿論、多くの皇族の方々が、住まわれたこの沼津御用邸は1970年(昭和45年)に 沼津市に引き継がれて今日に至っている。
清流の柿田川
御用邸に行く前に柿田川の涌水を見る為に立ち寄った。あの富士山に 降った、雪とか雨が数十年掛けて、山の岩盤の間をくぐりぬけて、この清水町の国道1号線の真下から湧き水として吹き出しています。いわゆる柿田川の源流ですが、それはそれは清らかで、全く汚れの無い清流には鮎とか 岩魚が泳ぎ、あおさぎが立っています。まさに自然の環境保全の原点でもあります。とてもきれいですので、訪れていただきたいと思います。

御用邸1         御用邸2
御用邸の中、見事なまでに清楚にまとめられた内部は100年前のものとは思えない。(2002-4-7撮影)

中から庭を見ると、ガラスにより、景色が歪む。これがなんとも情緒がある。つまり100年前のガラスなのだ。

御用邸3        御用邸4
左は御食堂、右は謁見所

御用邸5     御用邸6
左は御座所、右は
玉突所

御用邸7      御用邸8
玉突所の内部。この台で多くの皇族が時の過ぎるのを忘れて、ビリヤードに興じたのである。
西附属邸から苔庭を見る。当時のままの姿を残す。まさにタイムスリップそのものである。

御用邸9  御用邸10
左は中庭、右は苔庭から西附属邸を見る。

御用邸11       御用邸12
西附属邸から海へ出る。この渚で今の天皇も歩かれたし、ここで泳がれている。
海側から西附属邸を見る。ここから海までおよそ30mである。


御用邸13      御用邸14
右は中庭、左は苔庭


トップページに戻る