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2007年のチェンマイのロイカートン


チェンマイのロイカートン

●まずは事前のゴルフ

今回、私は単独の一人旅でした。本来はチェンマイに行く予定でしたが、友人がパタヤに一緒に行こうと誘います。実は、在タイの友人10数名と日本から来た16名、それに現地のタイ人の友人達が集まる夕食会があるので、出席しませんかとの情報が入りました。。喜んでその席に出席させていただいた。久しぶりにお会いする方々のお顔は生き生きして、お元気そうでした。

席上、明日は一緒にゴルフをしようということになりました。そこでパタヤに行く事になりました。

バンコクからパタヤへの途中のゴルフ場で1ラウンドしてからパタヤに入りました。

翌日、パタヤでは、ジャックニクラウスの設計のレムチャバンカントリーにて、ラウンドとなりました。

距離もたっぷりある名門コースであります。ここで池ポチャを2個やってしまい、いずれもそのホールはダボ、これ以外のホールは、そこそこ良かったと思いました。スコアはAコース44、Bコース41の85でした。思っていたよりもアイアンがよかったと思いました。

そしてさらに翌日はLPGAのホンダクラッシックが開催されてまだ間がないサイアムカントリーでのプレイをしました。その昔はここにはよく来たものです。しかし3年ほど前からグリーンが荒れてとてもラウンドをする気にはなりませんでしたが、2年前から大改修をして、2007-10月にUSAのLPGAの開催になったコースです。宮里藍ちゃんもここでは苦戦をし、参加選手中最下位に近い成績で沈没した難コースであります。

特にグリーンがとても速いだけでなく、2段グリーンも多くさらにアンジュレーションが大きいのです。従って、グリーンは狙った場所にピタリと止めない限り、相当大きな距離の所(特にすり鉢の底みたいな所)まで流れてしまうのです。(写真を参照ください)

私は今日こそ思い出に残るラウンドにしようと心に誓いINコースからスタートしました。10番のロングホールは難なく3オンでしたが、わずかに数ヤード、ピンをオーバーしたらそのまま、スーと奥のすり鉢の底のような所までボールが流れて3パットのボギースタートになりました。心に誓っただけでは思うようには行きませんね。それでも17番が終わった時には途中1個のバーディーもあったので4オーバでした。ハーフの最終の18番もロングなのですがここは有名なホールでバンカーがグリーン周りに9個もあり、グリーンも難しいのです。結局このホールは2回バンカーに入れ、4オンしなんと5パットしました。生まれて初めての経験でした。これでは良いスコアは出ない訳だと納得し難しいグリーンを恨みましたが後の祭り、これで44というスコアになりました。気持ちを切り替えてバックナインに入りました。

1番のロングのサードショットは100ヤード丁度で、なんとピン下1メートルにつきまして、本日2個目のバーディーとなり気分を良くし、次の短いパー4のティーショットは本日一番のショットとなり残り50ヤードがなんとピタリとピンに絡み連続バーディーでした。ところが次の3番で短いパーパットを外しその返しも入らずダボになりガクッでした。

でもその後もなんとか踏ん張り、長い214ヤードのショートホールもバーディーをとり本日4個目のバーディーをとりました。これもゴルフ人生で初めての経験でした。最終の9番までに2オーバでしたので30代で上がれると喜んだのですが、ピンの位置がグリーンの最も手前に切ってあり、私の下りのパットは無常にもグリーンを外れてさらに20ヤードも転がりました。速いグリーンと強い下りの傾斜でボールがどんどん加速してしまうのです。結局、グリーンの外からの寄せも難しく寄らず入らずで記録的には4パットとなりこのホールはトリプルでしたので、41でした。合計85はこの難コースではベストだったと思います。本当に想い出の深いゴルフ場になりました。とにかく生まれて初めての記録が2つも生まれました(5パット、ラウンドで4バーディー)のです。宮里藍ちゃんもここでは1個しかバーディーがなかったのですから、私は満足でした。

下の写真が18番です。このバンカーにつかまり。このグリーンで5パットをしました。(2007-11-21撮影)

  

●パタヤからチェンマイへ

ロイカートンを見るためにどこが最も良いか検討しました。どうもスコータイが評判が良いのですが、交通の便が良くないので、今回はチェンマイにしようと思いました。

そこでパタヤからチェンマイまでの移動で、大きなキャディーバッグと旅行かばんを持っていますのでバンコクでの乗り換えは苦痛ですので直接チェンマイまでバスで移動する事に致しました。(パタヤのタイマッサージで働いているチェンマイ出身の女性が郷里のチェンマイまで直接バスで帰る事を事前に聞いていました)

実はパタヤのバスターミナルはバンコク行きとチェンマイ行きはまったく異なる場所にあります。多分バス会社が異なるのでしょう。私はモーターサイに乗って、スクンビット通りにあるバスセンターに行って事前にチケットを購入しました。翌日の夕方の出発なのですが、なんとたった一つしか空席がありませんでした。(ラッキー!)料金はVIPバスで777バーツでした。これで眠りながらチェンマイまで行ける。

私は当日でもチケットはあるであろうと想像していたのですが、まったく違いました。人気のある路線らしく、夕方には3本のバスがありました。チェンマイ方面からパタヤまで出稼ぎに来ているタイ人も多いものと思われます。

チェンマイまでのVIPバスはスクンビットの通りに面したところにありました。予定を少し過ぎて到着したバスは、途中、レムチャバンとかシラチャからもお客を乗せすぐに満員になりました。水とスナック菓子が配られました。しばらくしてなんと弁当も配られたのには驚きでした。これならば列車の旅よりもサービスが良いのであります。

3時間くらいしてスワンナビーム国際空港の横を通り過ぎ、そしてしばらく行ってから右に曲がりましたので、都心には入りません。大きな観覧車のあるところを通って行きました。私は寝てしまったので分かりませんが、気が付いたらピサノロークでした。ここで夜食におかゆが出ました。その際、切符が必要ですのでなくさないようにしてください。

とにかく窓の外は月明かりで、星空のしたに見渡す限りの大平原がありました。途中。いくつかの山々(高さはたいしたことはありません)があり、バスは一定の速度でチェンマイまで数箇所のボーコーソーを経て到着いたしました。

早朝の7時に到着した私はまず、帰りの切符を手当ていたしました。案の定、列車も航空機も満席で残るはバスでした。それもVIPバスの切符です。窓口に聞くと、ここ数日は満席ですが一般のバスならばありますとの事。私は帰りの苦労を考えなんとかVIPが無いのかと聞いたら24日の9時45分のバスに1席空いているとの事で、すぐに買い込みました。確か628バーツだったと思います。

●チェンマイのロイカートン

チェンマイではロイカートンの当日だけでなく、前夜祭と後夜祭の3日間がお祭りだそうです。でも中心は当日(つまり満月の夜)であります。

始まりは夜の9時なのです。その行列に参加する人々はなんと夕方5時頃にはターペー門の所に三々五々集まってきます。午後6時頃にはこの通りが通行止めにされて行列が並び始めます。そしてそれぞれのデコレーションは点灯され、とてもきれいです。中には大学とか企業として参加している集団もあるみたいに見えました。人々はこの行列を見るために集まってきます。そして風船にやしの油を取り付けたバルーンを夜空に舞い上がらせます。1個35バーツから100バーツまでいろいろですが、それを至る所であげるのです。御先祖様への供養なのでしょう。なんと道路の真ん中であげる人も多いのです。私の見ている前でTVのアンテナに突っかかり燃えたものとか電線に捕まって燃えるものもあります。中には風であおられてそのはずみで周りの紙に中央の火が移って燃えるものもありまして、それは紙が燃え尽きますと火のついた油の塊が落下してきます。ですからとても危険な行為なのですが、委細かまわず皆でこのバルーン(これはコムローイと言うのだそうです)をあげています。

  
この上の写真がバルーン(コムローイに点火しまさに上空に上げようとしている所です。)右は道路沿いに点火してあるろうそくです。(日本ではたいまつですね)

さらにピン川にいきますと、線香とローソクを立てた灯篭を皆で流していました。

  
上の写真はターペイ門の前の飾りです。右の写真はターペイ門を旧市街の方から撮った写真です。(いずれも2007-11-24撮影)

私も25バーツのものを買い込んでワイをしてから先祖の供養にピン川に流してみました。近くに居たタイ人の女性が拍手してくれました。

  
夜の行列です。このような屋台が50台くらい連なり市内を行進いたします。

  
ピン川の灯篭流しです。
  

  
この上、右の写真の少年が持っている灯篭を川とか池に流します。

  

多くの観光客が押し寄せるこのロイカートンでしたが、特に欧州人が目立ちました。

いつかまたこの光景を家族にも見せてあげようと思いました。

そのくらいきれいで美しく、そして慎ましやかな中にバルーンの上昇の時の危機をはらむどきどき感がとても印象的でした。

タイらしいお祭りだと思いました。



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