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仙台・松島訪問


●3月21日(金)

昨日の小雪交じりの天気とは打って変わって、きれいに晴れてその日は始まった。
2003−3−21(金)は春分の日である。
荷物をJR仙台駅のコインロッカーへねじ込んで、まずは仙石線へ飛び乗った。
プラットホームに入ってきたローカル線は、私の前にぴたりと止まった。
しばらくして、扉が開かないので、待っていると、後ろから、「にゅーと手が出てきて、電車のボタンを押した」すると、扉が開いた。
なるほど、扉の開閉は手動なのだ。
これは良い事である。日本の全ての電車をこの方式に変えると、相当エネルギーの消費改善に役に立つ。
松島海岸まで行くのを止めて、途中の塩釜で下車した。
塩釜マリンゲート 塩釜港
塩釜マリンゲートの正面です。JR塩釜から歩いて10分くらいかな
マリンゲートの屋上から眺めた塩釜港。きれいな港です。(2003/3/21撮影)

多くの観光客が松島海岸から塩釜の方へ来るのが通常であすので、私はその逆を試みた。
その方が混み合わないであろうし、なにか冒険が出来そうな気がした。
列車は程なく塩釜駅に着いた。
一人旅の気軽さで、駅前をゆっくり見回したが、何も特別なものは無かった。
ゆっくりと、「塩釜マリンゲート」の方へ歩いた。
誰もいない、たった一人の散歩である。
海に出ると、きれいなコバルト色の潮騒が、肌に暖かく感じられた。
松島海岸までの片道切符を求め、(本来は1400円であるが、JR仙台の観光案内所でもらった、パンフレットに付いていた割引券のおかげで1割引になった)
出航まで時間があったので、土産物屋をひやかして、試食の食べ物を少しばかり味わった。


館内の放送があったので、松島への大きな船に乗り込んだ。
出航まで海を眺めていたら、多くのカモメが、えさをねだりに窓際まで飛んできた。
船はゆっくりと松島めがけて動き出した。
出航後まもなく多くの島々が、目に飛び込んできた。
松島 松島
松島の海。(2003/3/21撮影)

日本三景の一つにうたわれているだけあって、すばらしい景色の連続であった。。
約1時間の船旅は終わりを告げ、松島海岸の岸壁につながれた。
ご承知とは思いますが目の前が瑞巌寺であります。
さらに、この瑞巌寺の筋迎えに五大堂があります。
五大堂 瑞巌寺
左は五大堂、右は瑞巌寺

船を下りて、テクテクと海岸通りを散歩しながら、五大堂へ立ち寄る。。
多くの観光客の中に混じってかなりの東南アジア系外国人の団体が目立つ。
このようなお客様を大事にしていかなくてはこれからの日本の観光地も成り立たない。
買うでもないのに御土産屋さんを見て回りながら、瑞巌寺へとむかう。
数年前にここへ来た時、協力工場の社長とばったりと出会った事が思い出された。
あの時はカミさんとの東北旅行であったが、今回は一人旅となっていた。
瑞巌寺 瑞巌寺
瑞巌寺入り口の右手にある洞穴群と並木道(2003/3/21撮影)

瑞巌寺を出て、JRの駅の方向へ近道をしようと思い、いつもとは違う道に入ってみたら、円通院があった。
なんとなく、心ひかれて、入ってみた。
そしたら、なんと心がなごむ庭園とか建屋があり、ここはお奨めであります。
円通院    円通院
円通院のお堂全景とお堂の中の国宝(2003/3/21撮影)
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円通院 円通院
円通院のお庭。(2003/3/21撮影)

●3月22日(土)

翌日は快晴。
仙台のホテルを抜け出して、市内を散策してみました。
谷風 県庁
有名な谷風が宮城の出身とは知りませんでした。
朝の宮城県庁。公園からの眺めで県庁をバックに(2003/3/22撮影)

朝飯を済ませた後、青葉城まで、バスにて行って見ました。
青葉城は相変わらずの工事をしていました。
数年前に来たときも工事中で、興ざめでしたが、今回も静かな青葉城はなく、石垣の工事で騒音もあり、 なにか、工事が終わってから今一度訪れたいと思います。
伊達政宗 青葉城址
青葉城にある伊達政宗像と青葉城址から見た仙台市内。(2003/3/22撮影)

青葉城からの帰りは思い切って歩いて見ました。
JR仙台駅まではゆっくりと歩いて1時間でした。
でも旅は歩く事が大事で、思わぬ発見がありました。
魯迅 広瀬川
青葉城の下にある博物館の庭にある魯迅の像。
途中の広瀬川には水鳥がのんびりと泳いで、(2003/3/22撮影)
晩翠草堂 JR仙台駅前
並木道を歩いていると土井晩翠の晩翠草堂がありました。
JR仙台駅前の大きな陸橋です。ここまで歩いてきました。(2003/3/22撮影)

杜の都、仙台を久しぶりに訪れ、ゆっくりと旅を味わいました。
また来るであろう仙台。いつまでもよき伝統を受け継いで発展していってください。


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