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歴史の道・中山道(妻籠・馬籠)


歴史の道・中山道。その昔、江戸時代には幹線道路であったこの道は多くのドラマと夢を描いてきました。
初めて訪れたのは昭和38年(1963)年でしたが、あらためてデジカメを持って訪れてみました

●馬籠の宿
中津川の宿を国道19号線沿いに15Kmくらい行くと沖田という交差点がある。この交差点を右に曲がると程なく左に曲がる道がある。その道を左に行くと馬籠の部落に行ける。
その途中に有名な落合の石畳がある。この石畳は中山道に残る石畳の中では最大級のものであり、江戸時代の石畳がそのまま残っています。

中津川             中津川
左の写真は寝覚めの床の全景です。訪れた時は風も無くどんよりとした曇り空で今にも雨が降ってきそうな天候でした。
右の写真は国道19号線バイパスの駐車場から中津川市内を眺めたところであります。(2004-4-6撮影)
車は中津川の市内を抜けて沖田の交差点を右に曲がり落合の石畳に到着した。中津川から20分くらいで到着した。

落合の石畳はまさに歴史の生き字引の一つであります。その昔の石が数十メートルに渡って数箇所、現存しています。馬籠まで行くのにはバイパスを通る方が近いのですが、是非旧道の中山道を通ってください。数台置ける駐車場もありますので、出来ればこの石畳の上をゆっくりと歩いてください。

中津川         中津川
落合の石畳(2004-4-6撮影)。この写真の石畳は江戸時代の頃のままであります。新設した部分もあるのですが、この様に昔のままの石畳も存在いたしますので、味わい深いものがあります。
この石畳から車で5分も行かない所に有名な”これより 木曽路”の石碑に出会えます。この石碑はよく土産物屋にもその拓本が売られています。この石碑が美濃と信濃、つまり岐阜県と長野県の県境なのであります。皇女和宮もここを通って江戸まで降嫁したのでありました。

   左は国境、右は”これより木曾路” 

この国境を訪れると、まさに木曾に来たな、と感ずることが出来る。たまたま横浜から来られていた老夫婦に出会いましたが、写真を撮ってあげながら木曾路のすばらしさを感じる事ができました。くどいようですが、バイパスではなくこの旧道を是非とも味わってください。

馬籠宿はこの石碑からまもなくです。途中に馬籠城の跡というものがありましたが、車はそのまま馬籠の宿に入っていきました。

中山道69宿のうち木曾路には11の宿場がある。馬籠は板橋を1番目とすると43番目の宿場になる。街道が山の尾根に沿っているので、山の斜面に石垣を積み上げて屋敷を作る”坂のある宿場町”が馬籠の特徴である。

宿場町の面影を伝えるものに桝形という街の作りの名残が存在しています。この馬籠の宿にも桝形が存在する。

中津川           中津川
 
左の写真は桝形宿場の面影です。本来の街道は左の階段状の道なのです。右側の坂道は新たに作られた道です。この階段状の道が直角に2度曲がっています。
右の写真は馬籠の宿のほぼ中央であります。松の枝の下に遠く中津川の宿場がかすかに見えるのであります。この中山道はまさに江戸時代の大幹線道路であった。(2004−4−6撮影)

この桝形を進みますと馬籠の宿の中央に進んでまいります。特に目立つものは島崎藤村の記念館があります。
下の左の写真はその島崎藤村記念館の前であります。


中津川             中津川
左の写真は島崎藤村の記念館。その藤村記念館の前から中津川方向を眺めたところが左の写真です。(2004−4−6撮影)

今から32年前にカミさんを連れてこの馬籠の宿場を散策した事がありました。あの頃は道も舗装してなかったし、綺麗な土産物屋も無かった。確か藤村記念館の前に駐車しが出来た。
今回は駐車どころか車そのものの乗り入れも出来ないようになっていたが、宿場町の様子は当時のままであった。いつまでもこの雰囲気を後世に残していただきたい。
中津川             中津川
馬籠の宿の中央部。昔の面影がそのまま残るこの道はいつ来てもタイムスリップできる雰囲気をかもし出しています。(20004−4−6撮影)

ゆっくりと歩いてみて、五平餅と串団子をほおばりながらこの中山道を味わいました。
そのあと、車を妻籠の宿場へと進めました。

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●妻籠の宿

馬籠から妻籠まではわずかに10Km弱であります。しかしその間に馬籠峠がありますので、登りと下りがほぼ半分ずつであります。昔はここを歩いて散策しましたが今回は車であります。
車ではわずか15分くらいです。

中津川             中津川
妻籠の宿場の中央部。道の両側にも電信柱がありません。右の写真は妻籠の桝形です。直線に進むのが昔の道、右側に進む道が新道です。(20004−4−6撮影)

馬籠の方向から来るとT字路に突き当たります。右に曲がると昼神温泉から飯田市の方向にいけますが、左に曲がり国道19号線の方向にむかいますと、妻籠は車で5分で到着します。適当な駐車場に車を入れて、小さな川を渡ればそこは江戸時代の街並みがそのままに存在する妻籠の宿場であります。
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妻籠の宿場の本陣跡。(20004−4−6撮影)
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左の写真は脇本陣です。今でも現存する本陣の雰囲気を味わえます。白もくれんが咲く妻籠の宿場(20004−4−6撮影)
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まさに妻籠の宿場の典型的な風景。(20004−4−6撮影)
右の写真は中津川の三菱電機の工場です。

楽しかった妻籠と馬籠の旅でした。このあと中津川と木曽福島の旅もおすすめです
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