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歴史の道・中山道(中津川・木曽福島)



歴史の道・中山道。その昔、江戸時代には幹線道路であったこの道は多くのドラマと夢を描いてきました。
初めて訪れたのは昭和38年(1963)年でしたが、あらためてデジカメを持って訪れてみました

●中津川の宿

中津川             中津川
左の写真はJR中津川駅前の全景です。何度も訪れたご当地ですが、駅舎をゆっくりと眺めてみたのは 初めてでした。なんとも人の良さそうな土地柄にぴったりの雰囲気をかもし出しています。少し寂しすぎるかもしれません。
右の写真はJRの駅舎から旧の中山道を西の方向に少し歩いてみました。 その後、ぶらぶらと歩いてみたら、このような昔風の旅館がありました。いかにも中山道の高級旅館といった感じで、ゆっくりと眺めたくなります。(2004-3-11撮影)
さあ中津川の宿めぐりに出発!

まずは市内を散策しました。市内と言ってもゆっくり歩いて30分位すれば街外れに出てしまうであろう繁華街ですので、旧の中山道沿いの道をキョロキョロしながら歩いていくと、百年くらいタイムスリップするような幾つかのグッズを見つけることが出来ます。

行灯調の照明とか、旧の旅館とか江戸村にそのままもって行きたいような建造物が目に入ります。。

中津川         中津川
左は街のあちこちにある案内板。さすがに中山道中津川の宿といった感じ。
右は脇本陣の筋むかえにある庄屋跡、これまたさすがに中山道中津川の宿です(2004-3-11撮影)

中津川宿は江戸から45番目の宿場であります。寛永年間(1789〜1800)の間には街の長さは十町七間(約1.0Km)屋敷145軒人口1,230名で中山道でも大きな宿場でありました。
街の中央の本町に本陣と脇本陣がありました。

上の右の写真は庄屋敷跡ですが、ここに本陣があったとの事です。その筋むかえに脇本陣があったとの事です。現在は駐車場でした

宿場町の面影を伝えるものに桝形という街の作りの名残が存在しています。
下の写真の左の写真はその桝形の角地です。敵の侵入がこの角で食い止められる構造になっています。右に写真はなんと街の普通のお宅の玄関口に吊り下げられている傘です。この傘には中山道 中津川宿と記されていました。

中津川           中津川
 
左の写真は桝形の街並みが残こる中津川の宿場の面影です。江戸時代にタイムスリップしたような感覚を覚えたアングルです。

さらにおの桝形を進みますとその突き当たりに作り酒屋がありました。下の左の写真はお菓子屋のお店であります。
中津川で有名なお菓子は秋に限定販売される”栗きんとん”ですね。
この写真のようなお店が街の中に幾つか見つけることが出来ます。

中津川             中津川
左の写真は街並みの一部。右の写真は中津川市内を南北に貫く歩道で、この歩道は、中山道の宿場の名前が書き込まれています。山の上のほうからJR中津川へ行くのにこの道を下りながら歩くと風情がございます。この道は元は近江絹糸さんの工場から製品を積み出すための軌道の跡なのだそうです。(2004−3−11撮影)

さらに道を西に進むと中津川にでました。おなかがすいたのでこの川べりのレストラン(田舎のスナックといった感じ)で軽く食事をしました。
そのお店には地元のご年配の方が世間話をしながら方言で仲良く話をしていました。
中津川             中津川
左は中津川を上流からJRの鉄橋方向を見たところ。右の写真は中津川の川の向こうに見える三菱電機中津川製作所の工場棟。

その後、中津川沿いにJRの線路の方向に歩いてみますと夫婦岩という公園にたどり着きました。近所に住む親子が遊んでいました。

中津川             中津川
左は女岩。右の写真は男岩。
さらに見晴らしの良い場所から中津川市内を一望し春うららかな中山道を楽しんでみました。
中津川             中津川
左は夫婦岩の公園から中津川市を眺めた。最も高い山は恵那山。右の写真は国道19号線バイパスの駐車場から中津川市内を眺めた。

●木曽福島の宿

時間があったので、車で中津川から木曽福島までドライブしてみました。

中津川             中津川
左は天下の名勝、寝覚ノ床。浦島太郎がここで玉手箱を開けたと言う地であります。左の写真は中津川市内にある三菱電機の工場。
中津川を出た車は一路国道19号線を塩尻方向に走りました。切り立った山肌を縫うようにして国道19号線が走っています。小一時間くらい走った所に寝覚めの床があります。例のおとぎ話で有名な浦島太郎がここであの玉手箱を開けたところだそうです。大きな岩が木曽川に鎮座してそれはそれな見事な風景を我々に提供してくれています。
中津川             中津川
左は木曽福島のJR駅前です。右の写真はJR木曽福島の駅前のみやげ物店。(2004−4−4撮影)
車は静かに木曽福島の宿場に入っていった。その昔は木曾のヒノキの集散地として栄えたであろう面影がここかしこに存在する。その中でも関所は一見に値します。箱根の関所は有名ですが、中山道にはここ木曽福島に立派な関所があったのです。
中津川             中津川
左は木曽福島の関所跡です。右の写真は関所の入り口。(2004−4−4撮影)
スピードアップした現代社会でこの中山道みたいな癒し系の観光地があることが本当にうれしい。なぜか時間があったら出かけてみたくなる観光地である。

このあとあらためて訪れた妻籠と馬籠の旅があります。この旅もおすすめです
歴史の道・中山道(妻籠・馬籠)の旅は

・歴史の道・中山道(妻籠・馬籠)へを見てください。

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